パソコンとの出会いから、GISへ。穂村道也の遠回りしたキャリア

中学生の頃に触れた1台のパソコンがきっかけで、この道に進んだ穂村道也。まっすぐではなかった入社までの道のりと、GISに携わるようになった経緯を聞きました。

パソコンとの出会いから、GISへ。穂村道也の遠回りしたキャリア
机の上のパソコンから、すべてが始まった

パソコンに出会った中学生時代から、遠回りをしながらインプレッシヴにたどり着くまでの道のりを、穂村さんに聞きました。

きっかけは、担任の先生の家にあった1台のパソコン

インタビュアー

この業界に入ったきっかけは何だったんですか?

穂村さん

中学生のときの担任が数学の教師だったんですが、クラスの仲間何人かでその先生の家に遊びに行く機会があったんです。そこにMSXのパソコンがポンと置いてあって。「これ何ですか」と聞いたら「パソコンだよ」と。触らせてもらったら、自分の入力どおりに何かが動く。それが単純に楽しくて「面白そうだな」と思ったのが始まりです。

インタビュアー

そこからすぐ自分のパソコンを手に入れたんですか?

穂村さん

家に帰って親に「パソコンが欲しい」とカタログを見せたら「こんなの買えるか」と(笑)。見せたのが当時のPC-9800系で、30万円くらいする高いものだったんです。一旦は諦めたんですが、しばらくして親父が「クリスマスプレゼントだ」と言って、日立のMSX「H1」を買ってきてくれました。それで「頑張らないと」と思って、『マイコンBASICマガジン』を見ながら独学でBASICを覚えて、インベーダーゲームみたいなものを自分で作って遊んでいました。キャラクターを1匹ずつ増やしていくような、ごく簡単なものですけどね。

就職活動でつまずき、遠回りをした数年間

インタビュアー

高校卒業後は、まっすぐこの業界に進んだんですか?

穂村さん

普通科の高校に行って、買ってもらったパソコンを動かなくなるまで使い倒していました。卒業後は情報系の専門学校に進みました。仲間内では「ここを受けよう」と話していた会社があったんですが、就職面接の時期にちょうど怪我をしてしまって、2ヶ月くらい出遅れてしまったんです。どこも採用が終わっていました。

インタビュアー

そこからどうしたんですか?

穂村さん

ある大手企業の新潟拠点の面接を受けたんですが、面接自体は受け入れてくれたものの、もう採用する気がないような雰囲気で。学校から押し込まれて面接だけしたような感じで、仕事の話ではなくゴルフの話などをされて「これは駄目なんだな」と思いました。その後、学校から紹介してもらった別の会社に、新潟拠点の数名ほどの小さい体制の中に入りました。

専門学校時代を思い出しながら話す穂村さんのイラスト
まっすぐではなかった数年間も、今につながっている

給料が出なかった時期を経て、フリーランスへ

インタビュアー

インプレッシヴは何社目になるんですか?

穂村さん

会社組織としては4社目です。3社目がかなり厳しい会社で、半年働いて給料が全く出ませんでした。あちこちの拠点にトラブルの多いシステムが入ってしまっていて、頭を下げながら現地を回るような日々で。給料が出ないまま、最終的にはその会社が立ち行かなくなってしまいました。

インタビュアー

そこからインプレッシヴに入るまでは、どんな経緯だったんですか?

穂村さん

一度フリーランスになって、ある会社の仕事に関わっていました。「一定期間が過ぎたら正社員に」という話もあったんですが、いざその時期になると有耶無耶になって「駄目なのかな」と思っていた頃、以前その仕事先に出入りしていたインプレッシヴが募集を出しているのを見かけたんです。以前、当時の渡辺社長がWebサイト制作の打ち合わせに来ていたのを見かけて社名を知っていたので、応募しました。面接で当時社長だった渡辺さんと会って話したら「苦労されたみたいだね」とその場で採用を決めてくれました。

GISとの出会い

インタビュアー

入社してから、GISに携わるようになったのはどんな流れだったんですか?

穂村さん

1〜2年くらい経った頃です。取引先の印刷会社の案件を担当していたんですが、その合間に別の案件の話が来て、それがタブレット向けのGISでした。社内に呼び戻される形で参画したんです。最初はGISソフトのライセンスを購入する前だったので、ライセンスなしの構成でUIを開発したりしていました。そこから、地図情報を扱う業務システムの立ち上げを本格的に任されるようになりました。

インタビュアー

それからずっとGISを続けてこられたんですか?

穂村さん

当時関わっていた取引先の会社が後に解散したんですが、そのメンバーが新しい会社を立ち上げて、そこともGISの仕事を続けてきました。その会社からインプレッシヴに入ったメンバーもいます。社内でも扱っている人が少ない分野だったので、手探りで覚えていった感覚があります。そこから今にいたるまで、ずっとこの分野を続けています。

身近なところで、自分たちの仕事が使われていた

インタビュアー

これまで関わったGIS案件で、印象に残っているものはありますか?

穂村さん

自分の車を見てもらっている整備工場が、冬になると市の除雪作業も請け負っているんです。点検に出したとき、担当の方が「除雪に行かなきゃ」とスマートフォンを操作していて、見せてもらったら、うちが関わって開発したシステムそのものでした。作業の開始・終了やルートの情報をGPSデータと一緒にWebへ送信する仕組みです。「本当に使われているんだ」と実感しました。ただ「説明会に行ったけどさっぱり分からなかった」とも言われましたが(笑)。作業員は高齢の方が多く、端末を渡されても最初は戸惑ったようです。それでも、身近な人の仕事を実際に支えているんだと思えた出来事でした。

これから業界を目指す方へ

インタビュアー

最後に、これからこの業界を目指す若い世代へ一言お願いします。

穂村さん

私たちが通ってきた頃とはツールも環境も変わっていますが、いろいろな技術に触れて、どんどん経験を積んでいってほしいですね。今日もちょうど、データ変換やシェープファイル更新のサンプル作成を、勉強を兼ねて若手にお願いしたところです。経歴がまっすぐじゃなくても、幅広く挑戦していく気持ちがあれば、それで十分だと思っています。

穂村のプロフィールは社員紹介ページでも紹介しています。あわせてご覧ください。

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